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ベロメタル「ジェルメタル」

概要と特長

液体に近いジェル状の補修剤。金属微粒子と高分子物質で構成された高分子金属。

ジェルメタルはベロメタルの製品群の中では唯一、液体に近く流動化した補修剤であります。粘度がペーストとリキッドの中間程ですので、ペースト状では粘度があり過ぎる場合や液状では使い難い場合に適しています。ピンホールの漏れ止めや防錆にもその効果をいかんなく発揮するものです。ヘラやブラシを使って薄く延ばして経済的な効果を求めながら防錆や補修効果を求める事ができます。またモールドの作製にも使用されて金型離型剤と組み合わせて使用頂けます。

ジェルメタルは精選された金属微粒子と高分子物質で構成された液状に近い高分子金属で、金属はもとより木、ガラス、プラスチック、コンクリート、石等、非金属のほとんどあらゆる材質を補修します。ディーゼル用、ジェット機用、加熱用オイル等各種の燃料、ガス、石油、ナフサ、ケロシン、海水、水、酸、アルカリ、薬品、環境汚染物質などに対し、強い抵抗力があり、特に防錆、防蝕にも高い物理的特性を示します。

ジェルメタルの物理的特性

圧縮強度 171N/mm2
ブリネル硬度HB10 102
引張強度 52N/mm2
曲げ強度 74N/mm2
単体耐熱性(数分間レベル) 約245℃
比重 2.9
溶着完了時間 20℃で6〜8時間
ベース剤と活性剤の混合比率 7:1(重量比)
引火点 460℃
塗布量と塗布可能面積 400gを1.0mmの厚さに塗ると約1300cm2

製品仕様一覧表

ジェルメタルの使用手順

  1. 粗目のサンダーやヤスリ、ワイヤーブラシ等を用い、塗料・メッキ等を完全に除去して、粗目の下地を作ります。その際、滑らかにするのではなくザラザラにあらして下さい。

  2. ベロメタルクリーナーを布あるいはブラシ等に十分に含ませ補修箇所をきれいにします。

  3. ベース剤及び活性剤を各容器の中で完全に撹拌してください。ジェルメタルの場合はベース剤を十分撹拌し、活性剤は容器をよく振って下さい。冬季など低温時あるいは長期保存後は中身が硬くなっていますから、ドライヤーで温風を吹き入れてから撹拌してください。

  4. まずは、ベース剤と活性液を付属のコップ等を利用しまして重さを計ります。混合比は、重量比でベース剤7に対して活性液1です。例えばベース剤350gに対し活性液は50gの割合で混合して下さい。ベース剤を混合板の上に取り出して、活性液を上からかけて混合してください。全体的に均一にベース剤と活性液が混ざり合うようにしてください。ベース剤で土手を作り、その内側に活性液を取り出すとより混合し易くなります。少量の場合は、活性剤を10%ほど増量する必要があります。ベース剤を105g以下で使用の場合は、活性液の割合を10%増量してください。105g:16.5gの配合率となります。

  5. ジェルメタルは通常1.0mm以上の厚さとしていますが、0.3mmくらいに薄く筆塗りすることも可能です。この場合薄くするほど硬化時間が遅くなるので、温風を吹き付けるなどして加温すると硬化時間が短縮できます。