ベロメタルの概要と種類

概要と種類

万能補修ならベロメタル冷間溶接システムです。
金属・非金属を問わず、同種・異種を問わず、ほとんどあらゆる材質を結合させます。

ベロメタル冷間溶接システムは、すべてベース剤と活性剤の二剤から成り立っています。この二剤を混合すると化学反応により硬化します。
エポキシ系と異なる高分子物質と精選された良質の金属を成分とし、溶剤を全く含有しないため体積変化が生じません。また耐圧性、耐薬品性に優れ、あらゆる気象条件に対し強い抵抗力を持っています。

ベロメタル冷間溶接システムの種類

種類硬化時間
(室温及び母材温度20℃時)
塗布厚さ混合比
ベース剤 : 活性剤
補修箇所の使用条件常時継続温度単体耐熱温度
(短時間レベル)
標準型約3時間6mm以上1:1(容積比)乾燥していること約-100℃~約200℃約-170℃~約300℃
スーパーラピッド約3分6mm以上1:1(容積比)若干水、油がにじみ出ていても可能約-150℃~約260℃約-200℃~約360℃
ジェルメタル6〜8時間1.0mm以上7:1(重量比)乾燥していること約-40℃~約150℃約-70℃~約245℃

ベロメタル冷間溶接システムの特長

現代の高分子冷間溶接技術の分野で、最新の科学的研究成果に基くメンテナンス工法です。
火災や爆発の危機を伴うため、従来の火気を要する溶接・はんだ付けでは不可能な分野でも補修が可能です。
圧力下の補修、水中での補修も可能で、寒い所、暑い所、湿気の多い所でも応用できます。

  • 応用が早く簡単です
  • 火気は一切不要です
  • 運転中止の必要はありません
  • 体積変化は生じにくい
  • 電解作用は発生しません
  • 特別な技術は不要です
  • 防蝕・防腐作用があります
  • アレルギー作用は
    起こしません
  • 長期の耐性維持も可能
  • 飲料水や食品箇所にも
    実績
  • 混合比が目安1:1と手早く作業
  • ヒートサイクルでの耐性に優れる

エポキシ系補修剤等と比べた場合のベロメタル冷間溶接システムの特長

  1. 混合時にガスや臭いがほとんど発生しません。
  2. 保存期間が長期にわたって保障されています。日の当たらない冷暗所で開封後約5年、未開封約6年の使用期限。
  3. 耐熱温度が完全エポキシ系補修剤より優れています。
  4. 補修後の耐用期間が長期に可能です。
  5. 飲料水や食品箇所にも実績があります。
  6. 導電数値が10-5Ω(10のマイナス5乗オーム)で、殆ど亜絶縁体となります。
  7. 燃料、油、塩水、ガス・酸・アルカリに強い耐久性があります。
  8. 塗布面は金属類と特に親和性がありますが、非金属を問わず各種材質の補修が可能です。